障害者職業総合センター
 
 
−パネルデータからの中間報告−

調査研究報告書No.118

障害のある労働者の職業サイクルに関する調査研究(第3期)

−第3回職業生活前期調査(平成24年度)・第3回職業生活後期調査(平成25年度)−

執筆者(執筆順)

永瀬 聡子 障害者職業総合センター 統括研究員 序章、第T部、終章
田村 みつよ 障害者職業総合センター 研究員 概要、第U部、終章

キーワード

 パネル調査 就業形態 ライフステージ


活用のポイント

 障害のある労働者の就職、就業の継続、職業生活の維持・向上等の職業サイクルの全体像を明らかにするためパネル調査(同一の対象者を継続して調査する方法)を行い、企業における雇用管理の改善や、円滑な就業の実現に関する今後の施策展開のための基礎資料を得ることを目的としている。


研究の目的と方法

 障害者の安定した円滑な就業を進めていくためには、障害者の職業生活の各局面における状況と課題を把握し、これに応じたきめ細かい雇用対策を進めていく事が不可欠である。そこで職業サイクル全体像を明らかにするために、同一の対象者を継続して調査する方法であるパネル調査の手法を用い、若年期を中心とする就職及びこれに続く職業生活への適応の過程等を明らかにする職業生活前期調査と、一定の就業経験経過後の職業生活の維持・向上等の過程を明らかにする職業生活後期調査を、毎年交互に各調査8回実施する計画としている。本報告は研究開始から4年を経過した調査実施期間における、身体、知的、精神障害者の職業生活の継続と変化の状況をまとめたものである。


研究の結果得られた知見

研究の結果得られた知見

 職業生活前期調査では、仕事の状況は8割が変化なしであったが、職業生活後期調査では就業形態の変化がやや増加し、ライフイベントで「入院」の頻度の高い肢体不自由で正社員から無業になった人が多く、求職期間の長期化が見られた。就業形態に変化がなく、雇用継続されている人を就業形態別に見ると、職業生活前期では正社員継続者は昇進や昇給等が起きている。しかし意識面の仕事に関する満足度はパート・アルバイト継続者の方が高い傾向が見られ、今後さらに動向を注視して行く事としている。

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サマリーはこちらから(PDF 1,152KB)
調査研究報告書はこちらから(PDF 7,363KB)



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