障害者職業総合センター
 
 
−自己理解を促進するためには?−

調査研究報告書No.140

職業リハビリテーション場面における自己理解を促進するための支援に関する研究

執筆者(執筆順)

前原 和明 障害者職業総合センター 研究員  

キーワード

 自己理解の支援 職業リハビリテーション 精神障害者 統合失調症 気分障害 発達障害者

研究の目的

 この研究は、職業リハビリテーションにおいて、支援対象者の自己理解を促進するために支援者が取るべき行動を整理し、自己理解の支援の特徴と工夫について明らかにすることを目的としています。

活用のポイントと知見

 自己理解の支援を行う上で、以下のような特徴と工夫が明らかになりました。これらは、各機関が支援プログラムを作る際のヒントや支援者が自らの支援を振り返るための指針として活用できます。

  • 支援行動は、精神障害者において@現状認識の促進、A実体験の提供、B現状整理の依頼、C情報収集機会の設定の4つ、発達障害者において@現状整理のための工夫、A現状認識の促進、B情報収集に基づく振り返りの3つに整理できました。
  • これらの支援行動を提供する際には、統合失調症の精神障害者に対し「具体的な体験を通じた現状の確認や気づきを促すこと」、気分障害の精神障害者に対し「体調や症状等の確認からセルフマネージメントに繋げていくこと」、発達障害者に対し「課題や特性整理に基づき対処方法を検討していくこと」を支援者は意識しているという特徴が明らかになりました。

 本報告書では、上記の結果に加えて、自己理解の支援事例の収集と当事者にとっての支援の意味の整理を行い、支援提供上の工夫について示しており、自己理解を促進するための支援の提供にむけた資料になると考えます。

ダウンロード

サマリーはこちらから(PDF:890KB)
調査研究報告書はこちらから(PDF:4,142KB)



NIVR